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初めての患者様へ

AKA療法

AKA療法

AKA療法とは、Arthrokinematic Approachの略で、日本語では「関節運動学的アプローチ」として知られている最新の理学療法です。
もともとは、動き難い関節に対してその機能を改善する目的で考えられたものであり、博田節夫医師によって考案開発され、現在も改良、進化を続けています。

人間の関節は200以上あり、それぞれが一定の「決まり」によって動いています。
この「決まり」が何かの原因で崩れ、本来とは異なる動きをするようになってしまうと「痛み」が発生するのです。

AKA療法は、腰骨の下にある仙腸関節を手技によって動かすものです。
この関節は実際には1ミリから2ミリしか可動しないため、施術者はその微細な感覚を掴みながら関節を動かします。
したがって大変な集中力と一定の技術を要するものとされています。

AKA療法は、関節に起因する痛み全般を解消するともに、動きを滑らかにします。
肩、腰、膝など、さまざまな部位の痛みに効果的で、治療時の痛みもありません。

痛みの悪循環

当院がポリシーとしている「痛みの悪循環改善」とは、どういったことなのでしょうか。

身体の中あるいは外から何かの強い刺激が加わると人間は痛みを感じます。
また病気などによる炎症や、体内での発痛物質の分泌によっても痛みは現れます。
そして、この痛みが「悪循環」となって現れてしまうことがあります。
そのメカニズムを解説しましょう。

1:痛みを感じる前段階の信号が脊髄に入る

2:信号(痛みの情報)は、神経にうつり視床にいく

3:大脳皮質の体性感覚視野を介して脳が「痛み」として自覚する

4:痛みの情報が脊髄を通るさいに、交感神経が興奮し血管が収縮する

5:交感神経の興奮がカテコールアミン分泌につながり、さらなる血管収縮をもたらす

6:血管収縮によって部分的な血流不全が起きる

7:細胞に酸素欠乏が生じる

8:酸素が細胞内で足りなくなると嫌気性代謝によって発痛物質がつくられてしまう

9:この繰り返しで、痛みは反復及び増大する

主な治療機器

スーパーライザー
スーパーライザー

遠赤外線照射法による治療を行います。
多くの国公立及び大学病院でも採用され、その効果が実証されている疼痛治療器であり、その特徴は
・「痛みがなく、無侵襲である」
・「副作用や合併症の心配がない」
・「お子さんや高齢の方にも適する」

ことなどです。

スーパーライザーはストレスからくる肩こり、頭痛、腰痛などの症状を緩和します。星状神経節ブロックの補助的療法として効果のある、低出力レーザーです。

スーパーライザーを星状神経節(のどの下にある神経細胞のかたまり)に照射することで、交感神経の緊張を取り去り、血流の改善がもたらされます。
これによって、痛みの悪循環が解消され、自然治癒力や免疫力の向上につながります。

キセノン光線治療器
光線治療器/電気治療器(赤外線、レーザー、干渉波)

赤外線から紫外線(有害紫外線はカット)の領域や、レーザー、干渉波などを利用した
キセノン光線治療器
を導入しています。
キセノンの光は身体の深部に届く特殊な赤外線がメインとなっています。
例えば、近赤外線は身体を透過しやすい波長をもっているため、身体の深部まで到達して加温
血流改善及び新陳代謝促進の効果が得られます。

また、各種の酵素にも作用し細胞を活性化、筋肉や自律神経を正常な状態にコントロールしてくれるのです。光エネルギーと同時に通電される低周波の刺激も相乗効果となり、細胞を活性化し、筋肉と自律神経のコントロールに作用し、気持ちよい治療です。

超音波治療器
スーパーライザー

超音波マッサージ
施術に適した超音波を利用したマッサージ効果のことをマイクロマッサージと呼びます。

血行を改善し交感神経活動を減少させることにより、筋肉を弛緩させ酸素を筋肉に供給して、痛みの減少さらに組織の再生力を促進させます。

腰部牽引器/頚部牽引器
腰部牽引器/頚部牽引器

牽引療法は、身体のある部位を引っ張り、関節の変形や括縮などに対し治療を行う物理療法です。

当院では、頚部脊椎症むち打ちなどに適用する頚椎牽引器のほか、腰部牽引器を導入し、効果をあげています。

牽引療法には、急性炎症の程度や種々の既往症など禁忌もありますので、患者様の状態を慎重にみながら、最大の効果が得られるよう留意しています。

治療のながれ

当院ではご予約はお受けしておりません
痛みなどの症状が現れた際は、早めに来院されることをおすすめします。

また、すでに病院などで診断を受けられた患者様は、診断書などをお持ちいただくと、診断、その後の治療がスムーズです。
1:問診表記入
1:問診表記入

来院されましたら受付にて、問診票のご記入をお願いいたします。
・どこが痛むのか?
・どんな痛み(痺れ)なのか?
・どのくらいの頻度、あるいはどんな時に痛むのか?

思い当たる原因をご記入ください。

また、過去の病歴や持病など、不安なこともご遠慮なくお書き添えください。

2:カウンセリング
2:カウンセリング

問診票を参考にしつつ、整形外科的手技による簡単なテストを行い、診断をしていきます。
問診票に書けなかったことも、このときに直接おうかがいします。
お気軽にご相談ください。

3:治療
3:治療

スーパーライザーやキセノンといった治療器を使用、またAKA療法などの手技を併用し治療を進めていきます。

実際の治療は、患者様の身体の状態を確認しながら、できる限り負担の少ないペースで行います。
ご安心ください。
ご心配ごとなどもお聞きしながら治療を進めますので、リラックスしてお受けいただけます

4:治療後のご説明
4:治療後のご説明

治療で得られた結果と今後の見通し、また、どのくらいのペースで来院されるとよいのか、などについて、詳しくお話しします。

治療後のご説明は、症状改善に向けての目標を患者様と共有するための大切なプロセスであると同時に、患者様との信頼関係構築のための時間でもあります。

診療費用

保険診療と自費診療

当院では患者様のご負担にならないよう、できるだけ保険内での診療を行っております。

初診料と再診料

  • 初診料:1,800円
  • 再診料:800円